安曇野市政を考える お役所仕事 その2 インターチェンジ名称変更について

「豊科IC」から「安曇野IC」に名称変更
【安曇野市Webサイト】
http://www.city.azumino.nagano.jp/gyosei/kakuka/toshi/kanri/oshirase/meisyougakawarimasu.html

安曇野インターチラシ平成24年10月7日長野自動車道 「豊科IC」が『安曇野IC』に名称が変わりました。
長野自動車道『豊科IC』は、安曇野・大北地域の玄関口として昭和63年に供用開始されました。
旧5町村が対等合併して誕生した『安曇野市』となって6年が経過した昨年の平成23年は、NHK連続テレビ小説『おひさま』の舞台にも選ばれ“安曇野“が全国的に注目されました。
この機会に豊科ICを安曇野ICへ名称変更することにより、安曇野の観光・産業を全国に発信することができるとともに、10万市民の一体感の醸成にもつながることが期待されます。


安曇野インターサイン【信濃毎日新聞】
 知名度があり、合併後の自治体名でもある安曇野をインター名とし、観光振興などに役立てよう―と、地域の要望で名称変更が実現。表示板書き換えなどの経費約1億9千万円と、周知のための広告費約2千万円を市が負担した。市は名称変更の経済波及効果を10億4千万円と推計しており、新名称を観光誘客などに役立てたい考えだ。インターへの案内板なども順次、付け替えられる。


【ANN_News】 2012.10.07 11:54
全国初 地元要望で「安曇野IC」に名称を変更(12/10/07)
長野自動車道豊科インターが、安曇野インターに名前を変えました。地元が要望しての名称変更は、全国で初めてです。 7日午前6時半、電光表示板のシートが剥がされ、真新しい看板が現れました。インターの名称変更は全国で4カ所目ですが、100%地元要望で実現したのは初めてです。

インターチェンジの名称変更について、お役所仕事を考察します。
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さて、「豊科IC」から「安曇野IC」に『名称変更されたのは100%地元要望』とありますが、地元のどんなところから要望があったのでしょう? ご存じの方がいらっしゃったら教えて欲しいです。
そして、名称変更に伴う2億円ちょっとの費用は全額市が負担
それだけ経費をかけても、名称変更により経済効果があるから充分に元はとれますよってことでしょうが...

平成23年10月頃、インターチェンジの名称変更による経済効果10億円とのニュースを聞き、算出根拠はどんなものだろうと、市に算出資料を示すようお願いしました。
文書にリンクを張っておきます。
内容を見て如何でしょう?
みなさん、この資料で納得できますか?

アンケートで「豊科IC」から「安曇野IC」名称が変わったら行きたいと思うかと質問し、「名称が変わったら行きたい」と答えた人数が増加人数だって、公務員の方は真剣にそう考えて仕事をしているのでしょうか?
普通に考えたら、インターチェンジの名称が変わったからって、観光客が増えるわけないでしょうに。
(名目上、調査は外注した業者が行ったようですが......)

で、ここからは私の想像の話し。
想像ですが、そんなに違いはないと思います。

事業実施に際し、予算確保や予算執行には裏付けが必要であり、費用対効果・効果算定が必要になります。
そして、こういった資料が作成されるのですが、作成には裏があります。
役所は名称変更ありきで仕事を進めますから、要望があろうがなかろうが、市長から担当部局に名称変更するよう指示が出されれば、担当者は最初に「NEXCO 東日本」に、名称変更の打診をします。
「NEXCO 東日本」からは、名称変更に伴う費用を全額出してくれるんなら問題ありませんと回答します。
「NEXCO 東日本」の経営形態は、以前のような公団ではなく、一応民間企業という事になっていますから当然、利益に結びつかない事はしないはずです。
で、担当部署は「NEXCO 東日本」に、総額の概算見積もりを依頼し、予算を確認します。
その数字を元に、「まっ、このくらい経済効果があがるって事にすれば、そんなに文句は言われんだろう」といった経済効果の数字を先に作り、逆算して、増加人数を作文する訳です。

民間企業なら、市場調査により
増加人数 × 一人当たりの消費予想額 = 増加収益
(見込み通りの収益が上がらなければ、場合によっては企業は倒産)

役所の場合
増加収益 ÷ 一人当たりの消費予想額 = 増加人数
(名称変更さえしちゃえば、観光客が増加しなくても、何の問題もなし)

上の例、わかりますよね? ですから役所が出す数字は絶対に信用してはいけません。
例えば瀬戸大橋の通行予測や経済効果予測が大誤算で
『架橋の島の大誤算~瀬戸大橋にゆれた15年~』 

こういった事があって仮にメディアに取材されても、公務員や議員さんは取材の際、ちょっと申し訳なさそうな顔をして取材を受け、「想定が甘かった」と返答すれば、左遷されるわけでもなく、減給される訳でもなく、それで済んでしまうので気楽な訳ですが、被害を被る住民は、たまったものではありません。

瀬戸大橋架橋後の地域経済と環境問題
瀬戸大橋は、当時は公団でしたから、計画もお役所と同じに杜撰だったんでしょう。
開通当初でも、通行量は予測の45%しかなかったのです。
そして、その誤算によって生じた赤字は全て国民が負担しているのです。

「羊が鳴かないように毛をむしること、それが税の極意である」
中曽根元首相の国会答弁 = 雑誌「世界」3月号 編集後記より

住民は、知らない間にむしり取られていることを、常に頭におく必要があります。


話しが本題から多少それましたが、インターチェンジの名称変更費用に対する経済効果云々は、今となっては誰も興味がないでしょう。が、支出された費用は、名称変更をしなければ、住民福祉に使えたかも知れません。
もっと、有効な使い道があったかも知れません。
インターチェンジの名称変更をしたり、庁舎を新築したりと、本の表紙だけを変える行政をやっていては、安曇野市の住民が、真の福祉の恩恵にあずかれるとは考えにくいと思います。

インターチェンジ名称変更PRを、地元SBCラジオでも放送していました。
・「地元要望で実現」とあるのですから、それだけ熱意のある人が多いんでしょ?
・地元の人は名称変更されて「ばんざーい、観光客が増えるぞ!」って、喜んだわけでしょ?
・そういった地元にも、改めてPRする必要なんかあるんでしょうか? 
 それこそ税金の無駄遣い。
 そう思いませんか?

名称変更後もしつこくPR放送をしていました。
多分、広告宣伝費が余ったから、SBCにお願いして、それを使い切ったってのが正解だとおもいますが。
ラジオで繰り返し「新しい名前を覚えてください。」って言っていました。
・地元の人間にも、ラジオで繰り返し言わなきゃ覚えられないような名前なんですか、安曇野ってのは?

合併特例債を利用するから地元負担も少ないとかって、こういった、数字遊びのお役所仕事はやめましょう。
特例債だって、何割かは返済しないといけない借金です。
本の表紙だけを変える事を考えるのではなく、もっと、中身を見直していきませんか?

名称変更に賛成した市議さん、安曇野インター名称変更前と変更後の、インターチェンジ通過台数を、市民に知らせてくださいね。

次回は「市庁舎新築」を考えてみたいと思います。



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